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2004年12月31日
くろ麦のぶっかけで締めくくる一年
年末のお買い物に出かけたら東京の街に雪がちらほら。
赤坂を歩いていた頃は雪はやんでいたんです。赤坂見附から246号線沿いに、青山方面へ歩いていくほんの10数分のうちに急に降り出して、勢いが増してきました。雪の粒が前からぶつかってきて「向こうに見える光がたぶん青山一丁目交差点の信号だろうなあ」といったくらいの視界の悪さ。だんだん顔が凍ってきて、しゃべるのが面倒くさくなってくる。うー。
青山ツインタワーにたどり着き、地下一階の「くろ麦」へ。
たぶん年越しそばを食べに来る人で混んでいるだろうから、さっと入ってさっと出てくるつもりだったんですが、「すいません、お酒もらえます?」「お燗で?」「ええ」。
『二番煎じ』って落語ありますけど(わたしは先代の可楽師匠の音源で聞きました。CDも出てますね。)、きょうはあの噺が身体で理解できましたね。寒い夜、火の用心の夜回りから帰ってきて飲む煎じ薬(燗酒なんですけど)はさぞ効いただろうと。
さつま揚げも一緒にいただいたんですが、隣のお客さんも注目するくらいのいい香りで、すばらしいシアワセ感を漂わせましてね・・・。
これがぶっかけそば(写真は大盛りです)。いつもこのお店ではこれをいただいてます。冷たいそばに山菜・大根おろし・ネギ・海苔などの薬味をのせ、汁をかけて食べます。美味いです。
もうそばは済んだので、家で二番を煎じながら書いてます。みなさま良いお年を。
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2004年12月30日
『Live Trinity』 ジェイク・シマブクロ、小松亮太&SINSKE
| Yebisu Garden Place 10th Anniversary L'ULTIMO BACIO(ルルティモ・バーチョ) 『Live Trinity』 | |
|---|---|
| 日時: | 2004年12月22日(水)19:00開演 |
| 会場: | 恵比寿ガーデンホール |
| 出演: | ジェイク・シマブクロ/小松亮太/SINSKE |
| 料金: | 7,350円(税込み) |
なんとなくウクレレが好きで、自分でも占部工房のウクレレ持ってたりするんです。で、去年くらいからジェイク・シマブクロさんが気になっていて、機会があれば(よく日本に来ますね)聴きに行くようにしているのです。今回はe+(イープラス)・《セゾン》カードの優先予約で前から2列目といういい席が手に入りました。
会場に着いたのが開演3分前くらい。ホールではおいしいワインやフィンガーフード(おつまみ)が食べられたみたいですが、時間もお金もないのでスルー。
客席は女性が多かったですね。「バブルよもう一度」とばかりに毛皮で着飾った人もいれば、ウクレレかかえた素朴な感じの方もいらっしゃいました。
まず登場したのはマリンバのSINSKEさん&エレキなバンド。アコースティックのマリンバと、『STAR WARS』のスターデストロイヤーのような外見のEMP(Electric Mallet Percussion)を並べての演奏です。座っていた席の問題だとは思うんですが、アコースティックのマリンバの音が厚いフェルト越しに叩いているかのようにアタックが弱くて、よく聴きとれなかったのが残念。打楽器でアタックが弱いとどうしようもないですな。ベースの音のほうがまだ粒だっていたような。
「おお、この人なんかすごいな」という印象は受けるんですが、本人の「オレすごいでしょ」というアピールが弱くて、いまひとつ盛り上がりません。ソロライブで「オレの客だ!」という認識があれば凄さが前に出てくるのかも知れませんね。興味のある方にはアルバム『インフィニティ』をおすすめしておきましょう。オフィシャルサイトで一部試聴可能です。
続いてバンドネオンの小松亮太さん&アコースティックなバンド。いつも(『Live image』などで、葉加瀬太郎さんやGontitiと同じステージに上がる時)は「若手の小松くん」という扱いなのに、今回は最年長になっちゃった、というようなことをさかんにおっしゃってました。ニューアルバム『tangologue』の曲(オフィシャルサイトで一部試聴できます)やおなじみの『リベルタンゴ』などたっぷり。バイオリンの女性がかっこよかったです。SINSKEさんのEMPとのセッションもあり、SINSKEさんもいい感じにのってました。
そしてJakeさんが出てくると会場は「キャーッ」という声援。なんだ、会場の7割方Jakeファンだったのか。Jakeファンってそんなに勢力あったんだ(^_^;)。
Jakeさんを知らない人に書いておくと、彼は「いわゆるウクレレ」「癒し系」という感じのスタイルではなくて、エフェクターとか使ってこう、ロックギターっぽく弾いてかっこいい人です。速弾きでは指が見えなくなるくらいですし、ハイポジション押さえても音がホールにビンビン響きます。人によっては技巧に走りすぎに見えるらしく「それをウクレレでやることに何の意味があるんだ」というツッコミもあるかと思います。わたしも自分がウクレレ好きなので技巧にも目がいきますが、女性陣に「キャーッ」と言われるのは技巧とはまた別の才能なんじゃないかと。
たとえば
- ルックスが母性本能をくすぐる(はにかんだ笑顔の素敵なこと)
- 英語がわかりやすい(そんなに深い内容話さないしね(^_-))
- パフォーマンスがわかりやすい(これ重要)
ウクレレ一本でのパフォーマンスで、たとえば30分間持たせるのって、音が単調になりがちで、すごく難しいはずですけど、彼はたぶんウクレレを知らない人でも30分飽きさせないです。選曲、演奏、しゃべりのバランスがよくて、目の前にいる人へのアピールがうまい。一曲の中でも盛り上げる戦略がある。あ、ウクレレ好きにはおなじみの曲『Crazy G』の速弾きもありましたよ。
まあ、なんにせよ、ワタシがいま人に無条件におすすめできるパフォーマーのひとりであります。オフィシャルサイトがありますが画像が少ないですねえ。ぜひ生を見ていただきたいんですが。
3人そろって(バンドも加わって)のセッションもありました。曲は『Spain』(Jakeのアルバム『Crosscurrent』にも入ってます)。かっこいい!
最後はクリスマスソング。ジョン・レノンの『Happy Xmas』でしたかな。勢いでJakeのDVD『PLAY LOUD UKULELE』買いました。
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2004年12月29日
スマトラ地震と義援金の使い道の話
ホントに地震ばっかりはどうしようもない。何十年に一回というような地震の被害に対して「準備していなかったアンタが悪いでしょ」とは誰も言えないと思う。
スマトラ沖地震、邦人11人の死亡を確認 (日経)
南の島のビーチで寝ころんだ経験というのが一回だけあって(日焼けでひどい目にあった)、そのときのことを思い返してみるんですが、「あのとき、いきなり潮が退き始めたとして、避難できたか」と考えると、非常に自信ないです。
10x10でも「tsunami」「quake」なんて言葉と現地の写真が並んでいて、呆然とします。
(参考:100枚の写真がトコロテンのように現実をスライスする)
一方で「呆然とする」ほどの情報が日本にいながらにして入ってくるというのもすごい話で、メディアの力にも圧倒されます。日本人旅行客が水浸しになった被災地やビーチの様子をビデオカメラで録っていて、「えー、たいへんなことになっています」とかいう本人の声が入っていて、その人がマスコミの取材に答えていたりするのを見ると、すでに一億総ジャーナリスト時代が来ている感じがします。
上の日経の記事では「最終的な犠牲者は8万人を超える見通し」と言ってますが、集計している人も気が滅入ってるでしょう。これでまた伝染病や栄養不良の影響が出てきたらさらにひどいことになってしまいますね。
日本赤十字で義援金募集始めています。これもどんどん「祭り」にしていきましょう。ヘンに自粛ムードになることもないと思いますけど、いつもより高いかまぼこを買ったつもりで募金するのもよいでしょう?
募金といえば中越地震の義援金の配分基準が検討されています。(あ、募集が終わったわけではないのでご注意を)
| 人的被害 | |
|---|---|
| 死者 | 200,000円 |
| 重傷者 | 100,000円 |
| 住家被害 | |
| 全壊 | 2,000,000円 |
| 大規模半壊 | 1,000,000円 |
| 半壊 | 250,000円 |
| 一部損壊 | 50,000円 |
単純に住む家の建築費に200万円プラスは意味があるような気がするんですが、生活基盤そのものがこわれてしまった人にとっては焼け石に水なのかも。
被害総額は3兆円、という新潟県の試算(新潟県・朝日新聞)に対して、義援金総額は12月27日現在で11,045,486,773円 。「100億も」と考えるか「たった100億」と考えるか。総額で言うと阪神・淡路大震災(被災者連絡会)より少ないですが、一世帯当たりの分配額で考えると多い。ちなみに航空自衛隊の戦闘機が一機だいたい100億前後です。比較に意味があるかどうかわかりませんけど、税金ってケタ違いの集金システムだなあ、と。(当然のことながら上記の「100億」に税金による公的救済は含んでいません)
阪神淡路の時も思いましたが、資産運用的な考えで行くと、大きなおカネってそれだけでインパクトありますから、細かく分配するより大きなままで活用する方法があればそのほうがいいんですよね。
たとえば、この100億で被災地域の人が共通して使えるインフラ整備に使うとか、新しい産業を興すとか。代理店雇ってこの先1年間徹底的に広報活動を行うとか。24時間テレビって一回に約10億円弱の募金が集まりますが(コストはもっとかかってるか(^_^;)?)、協力してくれるメディアを集めて支援イベントを毎月行うとかね。
まあそうなると「だれが使い道を決めるんだ」とか「A代理店とB代理店どっちに落ちるんだ」とか、利権と腐敗の問題も出てくるんですよね。だから国が税金でやるのか・・・。
そう考えると、税金に比較した義援金のメリットって「使い途が最初から決まっている」→「募金=委任なのでその後の方針決定が比較的簡単」→「支援(支出)までの時間が短い」ということにあるような気がしますから、そのメリットを生かすなら「当座の生活支援」のために使うべきで、「その後の生活再建」のために使うものではないんでしょう。
今回のスマトラ地震の場合、「当座の生活支援」だけでも相当大変そうですけど、さらに税金使ってでもやったほうがいい「その後」につながることがありますよね。
津波警報システム整備、政治などの問題が障害=専門家 (ロイター)
インド洋の津波警報システム、政府が技術支援へ (読売)
スマトラ地震: 防災会議 政府が警報システム導入提言へ (MSN毎日)
技術支援だけではなくて、経済・政治的な協力もするべきでしょう。防災会議に小泉首相が出て(っていうかいますぐでもいい)、具体的にこれをやる、と方針さえ示せば国内・国外ともに支持率アップすると思うんですが。
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2004年12月28日
See's CANDIESはアメリカンなチョコでした
表参道のSee's CANDIESにはじめて行ってきました。
前回のケーキにつづいて甘いものばかり食べてると思うかも知れませんが、ふだんはここに書きようもない質素な食生活ですから許して下さいな。
白い壁に囲まれた明るい店内。思ったよりせまい。昼の2時くらいで店員さんはひとり。ガラスケースの中にいろんなチョコレートや「トリフ」が並んでいます。
量り売りで100g1260円だったかな。1個300円くらい。ゴディバなみ、レオニダスの倍ですな。
買ったのは上の4個。左上から時計回りに
- チェルシー
- アップルパイ
- ピーナッツ
- キーライム
キーライムなんていかにもアメリカですよね。アップルパイはホントにアップルパイの味がします。ピーナッツはそのまんまピーナッツバター。チェルシーはナッツ入り(何だったかは忘れた)。
評価は・・・うーむ。フィリングの味は非常におもしろい(美味い、とはあえていわない)んですがチョコレートがそれほどおいしくないんですよね。やっぱりチョコはベルギーなんでしょうか。個人的にはおなじ金額出すならレオニダスのプラリネを8個買う方をおすすめします。
ただ、アメリカで食べたことのあるという人の話を聞くと、「キャラメルのやつはおいしいですよ」とのこと。「日本の値段は高いですけど・・・」とも。
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2004年12月27日
悪いデザインの実例(京王線新宿駅)
京王線の新宿駅を降りて、JRとの接続口に向かう。
いきなりこれだ。

上からみると、こう。
- 降車した人の流れの真ん中に柱がある。行く手を遮られたその瞬間、みんな迷う。
- 出口が4通りもある。それぞれのデザインが対称的なので混乱しやすい。
- 降車する人と乗車する人が同じ階段を使うので人の流れがぶつかる
強度的に難しい中、工夫したのもわかるんですが、開放感を演出しようとして失敗している感じがします。
そしてここを切り抜けても次の関門が。
同じ並びで手前から「京王百貨店への出口、兼、JR線切符売り場への出口」、「JR線への連絡切符を持っているかSuicaを持っている(そのまま連絡できる)人のための連絡口」、「JR東口方面から出るために、JRの切符は持っていないけれど一度JR構内を通る人の出口。ただし一部連絡口としても使えるらしい」が並んでいるんです。
色や文字でなんとか区別しようとはしているんですが、なれない人は自動改札で「ピンポーン」と止められて、その都度駅員さんが走ってきて切符を確認して説明して・・・を繰り返し、通勤時の人の流れをせき止めてしまいます。
場内アナウンスで「ここはJR線の連絡口です・・・」と延々やってるんですが、上に書いたようにここはすべてが連絡口ではないですから、そこで大きな音で「ここはJR線の連絡口です・・・」とやるのもいかがなものかと。
駅員の稼働で相当無駄が出ていると思いますよ。
2004年12月26日
ディルバートの法則「僕らはみんなマヌケである」
会社勤めという部族の生活の中には、いろいろと奇妙な風習というのがあって、いまだになじめなかったりするのです。
椎名誠さんが「昼めしに何を食うかぐらい勝手に決めればよいではないか」みたいなことをなにかのエッセイで書いてましたが、「誰が声をかけるか」「上役と同行するかどうか」「注文する順番と内容」などなど、ランチ時の男性社員の行動は「疑似ホモ関係」と言いたいくらい、妙な自意識と嫉妬みたいなものを感じます。
勤務時間中には「何が言いたいんだこの文章!?」というような社内文書が飛び交いますし、その中には「○○(会社名)用語」がふんだんに盛り込まれている。で、この「○○用語」のなかで広く一般化したものが「ほぼ日」の「オトナ語」(単行本も話題になりました)ですな。
「おかしいんじゃないのみんな?」と思う一方で(それはみんな思ってると思う)、ワタシ的にはそんなおかしい人間の集団なのに成り立っていける「会社」というものの凄さをずーっと考えているわけです。
で、どう考えてもアタマ良くないよな、という人がすごい給料もらってたり、すごく一生懸命働いてる人が報われなかったり。個人事業者だったらこの倍は働かなきゃ食っていけないよな、というくらいの勤務状況でも、会社員なら充分食っていける。サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ・・・と。
そのあたりのおかしさに対するひとつの結論というか諦観として読みたいのが『ディルバートの法則』。
もともとは世界中で読まれているコミックで、日本だと『MAC POWER』とか、あと英字系の新聞にも出てるかも。過去1ヶ月の作品はUnited Mediaの公式サイトでタダで読めますので、辞書引きながら読んでみて下さい。特にIT系のお仕事の方には「これ、あるある!」の連続でしょう(主人公のディルバートはエンジニアという設定)。
で、この本は上記の連載コミックを元に、作者のスコット・アダムズ氏が「マヌケなビジネス界でマヌケなわれわれがいかにサバイバルするか」を解き明かした本です。
もう5〜6年前に読んでいて、いろんな人に薦めてるんです。コミックだと「それ、あるある」だけで済んでしまうことを「なぜそうなるのか」「その状況でいかに自分に有利な状況を作り出すか」まで書いてくれてます。文体はふざけてますが、内容はヘタな経営書なんかより充実してます。いくつか紹介しましょうか。
- 実労働+見かけの労働=総労働
これ、「アダムズの報酬平衡の法則」。長時間働いている人も、実際はネットサーフィンや私用メール、会議、上司との会話、イベントへの参加どで時間をつぶして、実際の労働時間は変わらない、という話。人間が一日に集中して仕事をできる時間ってせいぜい数時間だと思うんですよ。しかもその間に電話でもあれば一気に能率は落ちる。日本で1日7〜8時間労働というのが標準になっているってことは、残りの時間はのりしろみたいなもんだと厚生労働省も認めているということではないかと。
続いて「魅力的なプロジェクトを担当せよ」という項目。以下の単語を含むプロジェクトは避けろ、と。
- 会計
- 経営
- 削減
- 品質 など。
以下の履歴書向きな単語を含むプロジェクトに参加しろ。
- マルチメディア(moriy注:1996年出版の本です)
- ワールドワイド
- 先端
- 戦略的 など。
こんな調子で進んできて、スコット・アダムズが最後に提唱する会社の成功条件は・・・。
- 有能な社員と優秀な製品を有する企業は通常成功する。
当たり前のことですけれど、こんな企業はそうそうないですよね。そこで社員と製品の質を上げるために必要なのは「ファンダメンタルな仕事をして、そうでない仕事をしない」ことだと。
「ファンダメンタル(基本的)な仕事」とそうでない仕事の見分け方はこんな感じ。
- 顧客との会話はファンダメンタル、顧客についての会話はファンダメンタルでない。
これまた突き刺さる言葉です。顧客についての会話(主に愚痴と批判)だけが延々と続く会議に消費される時間は相当なものに違いない。
そして、人間は基本的に無能であり、有能でいられる条件・時間は限られているから、企業はできるだけそれを邪魔しないようにしよう、というモデルが「OA5(Out At 5)」。5時退社を義務づけて、その時間内にすべての仕事を終わらせるように努力しろと。そうすればファンダメンタルでない仕事をしているヒマはなくなるはずだし、企業側も無駄なコストが減るだろうと。
単に制度だけ作れば全体が回るというものではないので、このOA5の実現には相当な努力が必要だとは思いますが、ひとつの理想像ではありますよね。
まずは自らと周囲のマヌケさを自覚するためにご一読を。
ディルバートの法則(THE DILBERT PRINCIPLE)
スコット・アダムズ著
山崎理仁訳
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2004年12月25日
輝け!2004年クリスマスケーキを丸ごと食べる大会
さあ、盛り上がってまいりました。子どもの頃の夢を叶えるクリスマス特別企画、「クリスマスケーキをホールで買ってひとりで食べる大会」。今年の生け贄は千疋屋のイチゴのショートケーキ4号(3,150円)とモンブラン(3,150円)です。ショートケーキがわたくしmoriy、モンブランがカミさん用。
4号っていうのはだいたい直径14cmくらいのものです。千疋屋のイチゴがふんだんに載っていて(イチゴ単独で売っているものとまったく同じかどうかはわかりませんが)この価格は安いんじゃないかと思います。クリスマス時期でまわりのケーキ屋さんが高すぎたのかも知れませんけど。
先日登場したこの装飾過剰なクマのぬいぐるみの背の高さは8cmくらい。大きさ比較になってますでしょうか。
いざ出陣。
うりゃー。
モンブランのほうはこんな感じ。上に栗の渋皮煮、中にホイップクリームと栗の甘露煮。
まわりをおおっているマロンクリームはそれほど栗!という味はしません。どちらかというと全体的にクリームがちの味です。
ショートケーキ班は4分の1を攻略。
さらに進んで2分の1。意外としつこくなく、パクパクいけます。クリームもスポンジも軽めである上に、いい間隔でイチゴにめぐり会えるのです。このイチゴはカットされておらず、丸ごとひとつ入っているので、口の中に入れるとそこはイチゴの香りでいっぱい。たっぷりの果汁がクリームの油を洗い流してくれて、次の一口に移れると。
ほんとあっという間に残り4分の1。
やりー。
一方その頃モンブランは・・・。同じ味が続くので飽きちゃうんでしょうな。わたしも無理だと思います。
きょうの教訓:千疋屋のケーキを丸ごと食べるなら、フルーツ系のものにするべし。
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2004年12月23日
年の暮れ、タマゴの値段
野菜の値段が落ち着いてきたと思ったら、ここのところ鶏卵の価格が上がりっぱなしですね。
卵高値 鳥インフルエンザで鶏減らし響く (Yomiuri On Line)
鶏卵、14年ぶりの高値 Mサイズ10個で222円 (asahi.com)
鶏卵なぜ高い (中日新聞)
つまり、
鶏インフルエンザ騒ぎ
→卵の消費が減る
→生産業者が生産を減らす・もしくは廃業する
→消費回復
→業者がヒナを増やす
→卵を産むまでに時間がかかる
→生まれる卵の数が足りない
→高値
ということみたいですね。
読売の記事の中に出ている「たまご博物館」の高木氏の「卵は生き物が産むという当たり前のことを考え」るべき、という話を聞いて、なるほどなあ、と思いました。わたしもなんとなく卵って工場で作られているような感覚でいましたからね。
というか、逆に「なぜほぼ一定の価格で供給できるのか」のほうが不思議じゃないですか? 中日新聞の記事はクリスマスだの正月だのという時期は需要が増えるって言いますけど、じゃ、「明日は残業して2個産んでくれないか」とか「来月はあんまり売れないから君は産まなくていいよ」とかコントロールできるのかと。ニワトリはニワトリの都合で勝手に産むんでしょうしねえ。
「たまご博物館」の「経済学」のページには卵の価格形成のしくみが詳しく書いてあります。卵が多すぎる時には「調整保管」といって、卵の価格維持のため殻付きの状態で保管して、需要が多くなってから市場に出す、なんて制度もあるみたいです。
もちろん生卵の状態でそんなに長く保管できるわけもなく、加工用に凍結卵にすることも行われているとか。「余ったから捨てる」というものではないらしいです。そんなこんなの調整機能がうまく存在するなかで、過去14年間はたまたま「余り気味」くらいの状態でやってこれたのが、今年は「大幅に足りない」状態になったので価格が上がっていると。
34万羽のニワトリを飼っているという西野ファームさんのページを見ると、生卵だけでなく、業務用の冷凍卵も取り扱ってます。「業務用」と聞くとなんとなく欲しくなってしまうタイプなんですけれど、最低ロットは3トンからだそうなので、ご興味のある方はサンプルを請求してみてはいかがでしょう。
3トンは多すぎるかなあ、という方には個人向けオンラインショップもあります。西野ファームの卵を使ったバウムクーヘンを売ってるお店もありますね。品質に関してはかなり評判のいい卵みたい。
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2004年12月21日
京ぽん(京セラPHS AH-K3001V)のネイビー買いました
いまだに「talby」で検索して来ている方も多いようですね。わたしに煽られたからかどうかわかりませんが(^_^;)、とんがりやまさんがご購入されましたね。
煽るだけ煽っておいてなんですが、いまさらながら京ぽんこと京セラのAir H" PHONE、AH-K3001V買いました。以前書いたようにわたしDDIポケットユーザーで、もしDポケの新端末でいいのが出たら買おう、出なかったらtalby(au)に乗り換えよう、と思っていたわけです。
で、talbyの発売と同時期にDDIポケットから発表された「ジャケットホン」。
つまりは「通信部分は簡単に追加できるようにするからガワだけ作ってくれ」って話ですよね。これが山下前社長のいう「外部デザイナーと協力した端末」なのかどうかよくわからないんですが、すくなくもこのコンセプトモデル群を見る限り、実際のデザイン重視端末が出てくるにはまだしばらく時間がかかりそうだな、と。
一方、わたしNTTドコモのPHS(NTTパーソナル時代から)のユーザーでもあるんです。もう8年くらい契約していて、仕事用にはおもにこちらを使っていたんですが、ここしばらく外を飛び回る仕事で、「いざというとき通じない」NTTドコモPHSの非力さを痛感しました。いや、そのことは前から知ってたんですが、それが仕事の成否を左右しかねない状況だったので、もういい加減愛想が尽きました。またいいタイミングでドコモの中村社長が「もうPHSの音声端末は作らない」と『日経コミュニケーション』12.15号で語ってたりするんですわ。年内で解約します。
で、talbyの対抗馬として急浮上したのがエリアカバー99%を目指そうというDDIポケットでいま一番商品力のある端末、京ポンなわけです。
機種変更(10ヶ月以上契約)で10,290円。新宿のビックカメラでもヨドバシでも同じでした(ポイントは15%バック)。もちろん手数料2,100円は別途毎月の料金から取られます。今回わたしは別の商品と一緒に買ったので、ポイント5%割り増しになって実質20%バックで手に入りました。電話帳情報なんかも移行してくれるのかと思ってたら、「この端末はトラブルが起こる可能性があるので電話帳の移行は控えさせていただきます」と。
パッケージはなんとなくApple風。
外から見ている分には、シンプルにすっきり落ち着いて、悪くない色と形だと思います。
さっそくOperaを起動してネットにつないでみます。これは「フルスクリーン」モード。横スクロールがうるさいですが、かなりいい感じでCSSとかも解釈してくれます。
こっちが「スモールスクリーン」モード。画像は縮小して、画面の横幅に収まるように表示されます。
とりあえず「フルスクリーン」を「画像なし」で表示するようにしています。何が使いやすいかは、ふだんどんなサイトを見るかによると思います。
カメラは11万画素。ふだんデジカメを持ち歩いているわたしとしてはメモにもならないレベル。たぶん使うことはないと思います。実際に取れる画像はこんな感じ。15〜25Kくらいと無駄に大きいファイルになります。
サブウィンドウもLEDで様々な色に光ります。充電中はこんな感じ。
ただ気に入らないのが後ろ姿。この穴が開いている部分の造作は手抜きだろう・・・。あと、使っていくうちに、折りたたまれた中のキーボード部分にも不満が出てきそうな予感。
とりあえずドコモPHS+Dポケ→京ポンに一本化してしばらく使ってみます。それで「やっぱり携帯必要だな」と思ったらtalbyの黒買いますよ。
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2004年12月19日
着るコスト
サラリーマン生活を始めてからずっと、毎日スーツを着て通勤しているわけです。ネクタイなんぞという用途がよくわからない布きれ(よだれかけが進化したんだろうと思いますが)を毎日付けたり外したり。そしてだんだんとヨレヨレになってきて、カミさんに「もう限界じゃない?」と言われてこのあいだまた一本捨てたんです。
で、思ったのが、毎日の「着るコスト」っていくらぐらいなのかと。
人によって着るものにかけるコストは全然違うと思いますが、自分の場合でだいたいの計算をしてみます。
- スーツ - つねに3着を着回して、1着が3年(シーズン)持つとします。1シーズン120日と考えて、スーツの寿命は120回(そんなものかな?)、さらにこの間6回くらいクリーニングして6,000円(夏ならもっと頻繁になります)。1着60,000円のスーツだったら、66,000円を120で割って1日あたり550円。
- ワイシャツ - 何回くらい着るとダメになるのか調べたことはないですが、週に1回着て2年持つとして100回。1枚5,000円として1回50円。クリーニングが1回150円として、合計1回200円。
- 下着 - 計1000円で、100回着るとして1回10円。洗濯代は省略します。(女性用下着の寿命は90回なんていう数字もあります)
- ネクタイ - 7000円で、100回でダメになるとして1回70円。
- 靴 - 1足15,000円として、2足を交代ではいて1年半持ったとして1足で180回くらい。1回当たり約80円。
しめて通勤着の1日のコストは910円。いいスーツ着ている人や、靴の減りの早い人などはもっと高くなるでしょう。毎日のランチ代よりすこし多いかなって感じじゃないでしょうか。
だから何だ、ということでもないんですが、日々着ているもので910円を消費しているんだ、という数字は意外でしょ?。
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2004年12月15日
青山・糖朝でひとやすみ
ここしばらく、本業がポジティブな理由で多忙だったのです。木村剛さん的「まず本業」イズムに従ってバタバタしている間に、ネットサーフィンなどするヒマもなく、いくつか書きためていたネタも切れてしまいました。
この間、いろんなメディアの方とお会いしたり、テレビ局のスタジオにおじゃまさせていただいたりするなかで、「マスメディア(特に大新聞)の底力」など考えることもあったので、おいおい書いていくつもりであります。
というわけで、疲れました。休みを取ってきょうはカミさんと一緒に青山の「糖朝(とうちょう)」へ。
香港発の有名カフェで、Yahoo!グルメなんかにも載ってますし、レポートもあるのでお店の詳細は調べて下さいませ。
香港に詳しい知人に教えてもらったんですが、どれを頼んでも体にやさしげなのが気に入ってます。今回頼んだのは点心セット。点心はチャーシューもしくはエビの腸粉。デザートはマンゴプリン。カミさんは豆腐花のクルミ汁粉がけ。
点心っていろんな中華屋さんでやってますけど、腸粉出すところってなかなかないですよね。つまりそういうところは香港式ではないってことなのかな? 八角の香りの(中華街の匂いですな)チャーシューをくるんだ腸粉は美味しゅうございますよ。
で、ハートの形のマンゴプリン。どこの中華でも、それこそ居酒屋にもコンビニにもありますけれど、ここのマンゴプリンは違いますよ。ありがちなしつこい甘さはまったくなく、マンゴの自然な香りで食べさせます。バカにできません。おすすめです。
平日の昼間はすいてます。これからの時期、外で行列するのもつらいですしね。
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2004年12月06日
アンチクリスマス運動
The Christmas Resistance Movement(クリスマス抵抗運動)
別にモテない人のひがみサイトではありません。ホントのところはわかりませんけど(^_^;)。
要は、プレゼントを贈り合うのが当然と思われるようになって、「贈り物」そのものの意味を薄めてしまっていると。それに過剰消費はゴミを増やすだけだからやめましょう、という話です。
日本のお歳暮・お中元・年賀状も同じようなことで、「虚礼廃止」ってのは毎年言われますよね。個人的には特に反対することもないんじゃないかと思うんですが、世の東西を問わず、善意のインフレはなくならないんだなあ、と。
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2004年12月05日
資産運用は「敗者のゲーム」
チャールズ・エリス著『敗者のゲーム - なぜ資産運用に勝てないのか -』
これはほとんど古典的名著ですね。この本を読んでいるかどうかで人の投資行動はかなり変わると思います。
この本のポイントは、その題名の通り
- 証券(株式・債券)投資は敗者のゲーム(loser's game)である
ということに尽きます。
「敗者のゲーム」というのは、プレーヤーのミスによって勝敗が決まるゲームのこと。一方「勝者のゲーム」はプレーヤーの好プレーによって勝敗が決まるゲーム。参加者のレベルが拮抗するゲームでは、「いかに失敗をしないか」というのが勝敗を決める要素になるんだと。
で、株式市場のいろんな例を挙げて、競争が進んでほぼ「効率的市場」になっている株式市場において、情報に偏りがない参加者同士での戦いは「敗者のゲーム」になっているということが理詰めで説明されます。たまたま勝つ人はいても、勝ち続ける人はいない。証券会社への手数料・税金・インフレを考慮に入れた上で、長期的に勝ち続けるのはプロでさえ難しいと。
そんな状況で、売買のタイミングを逃さない方法は「つねに市場にいる」=株を持ち続けることだ、と筆者はいいます。つまり、つねに市場にいれば、株価の上昇期に市場にいないというミスを犯さないから、この敗者のゲームに勝てるだろう、ということです。具体的には手数料の低いインデックスファンドを買い続けろ、という結論になります。こまかいところは本を買って読んで下さい。
ただしこれも、
- 長期的に株は成長する
- 「長期」とは人の一生と比較できるレベルの期間である
というのが前提であることには気をつけた方がいいですね。
たとえば、過去100年においては、数十年の期間でとらえれば長期投資はペイしたかも知れませんが、もしかしたらこの先は1000年規模での長期で考えないと株が成長しない世界なのかも知れないですよね。人の寿命はせいぜい80年で、実質投資活動ができるのはせいぜい50年くらいでしょうから、そういう時に株を買うのはバカですよね。
日々成長する赤ん坊を見て「小学校に入る頃にはシロナガスクジラなみに大きくなっているだろう」と言うような間違いをしていないかどうかは、考えてもいいかも知れない。
(結局、資本主義をどれだけ信じるかという話なんですが)
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2004年12月04日
ソラエビのおいしい食べ方(How to cook Sky Prowns)
Locusts rebranded as 'sky prawns'(イナゴを「ソラエビ」と名付けたら)
BBCワールドによると、オーストラリア東部ではこの春からイナゴの大発生が続いていて、政府の職員が、イナゴ対策の究極として『ソラエビ料理(Cooking with Sky Prawns)』というレシピ本を出したとか。
11月22日付けの記事で、本のタイトルで検索してみたんですが見あたりません。一般市場に出しているのかどうかもわからないんですが。イナゴの佃煮(ってどう訳すんだ?)がレシピに含まれているかどうかが非常に気になりますね。今年アメリカでも17年ゼミが発生して(参考:米国周期ゼミの部屋)、チョコでコーティングして食べてる人がいましたけど、あれよりは佃煮とかのほうがおいしそうな感じしません?
わたしイナゴって食べたことないんですけど、食べた人の話を聞くとエビみたいな味がするらしいですね。ふだん乾物の小エビとか食べてること考えたら違和感ないっちゃないのかも。
調べてみると、昆虫食は栄養豊富で食糧危機の救世主になるとか。
インタビューに答えている三橋さんの本『虫を食べる人びと』は「食用昆虫成分表」なんてのがあったりして、なかなかおもしろそう。興味のある方はどうぞ。
東京で大発生した時のために(?)イナゴ佃煮のレシピはだいたいこんな感じ(らしい)。
- イナゴを生きたまま一日放置(おなかを空っぽにする)。
- イナゴを真水で煮る。煮上がったら水洗い。羽根と足を取る(口の中に引っかかりしたら痛そうだな・・・)
- 天日干しか空煎りしてイナゴの水分を飛ばす。
- しょうゆ・洒・みりん・砂糖を鍋に入れて煮立たせる。
- イナゴを入れて30分くらいとろ火で煮る。
オーストラリアの人が読んでるかもしれないから英語でも。
Locusts boiled in soy sauce (Inago Tsukuda-ni)
- Traditional way to eat locusts in Japan.
- "Inago" means locust.
- "Tsukuda" is the name of an old fishing village where Tsukuda-ni was invented.
- "Ni" means boiled food.
Recipe:
- Keep locusts alive for one day in a cage to make them shed their gastric contents away.
- Add locusts in boiling water and heat until their color turns to reddish-brown.
- Rinse them in water and nip their foots and wings off.
- Dry them in the sun for a few days, or if you are in haste, roast them in a pan.
- Boil 50cc of soy sauce, 50cc of sake and 4 spoons of sugar in a pan and add the fistful of dried locusts. And keep boiling over very low heat for 30 minutes.
You can preserve this Tsukudani for a few month in a refrigerator.
誤訳御指摘熱烈大歓迎。
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2004年12月02日
シャープのヘルシオで野菜のヴァプールを
野菜の価格が落ち着いてきた今日この頃でありますね。
ここしばらくタクシー帰りの生活が続いていて、当然ファーストフードとかコンビニ弁当ばかりなもので、「野菜食わにゃいかん」ってことで近所の「ラ・メゾン・ド・オオゼキ」というフランス料理屋に行ってみました。
お店情報やメニューはぐるなびに載っているので見てみてください。プリフィックスのディナーが2,650円と非常にリーズナブル。お店のテーマとして「体にやさしい健康レストラン」というのを掲げていて、全席禁煙というのがありがたい(隣のテーブルでタバコ吸われるのは気分悪いですもんね)。
で、食べたのが「野菜のヴァプール」。なんだ「ヴァプール」って、と思ったらvapeur。フランス語で蒸気(英語ならvapour)ですって。見た目ただの温野菜サラダなんですけれど、ゆでるのではなく蒸気で調理しているので、栄養分の損失も少なく、食感がいいとか。
これが美味い。久しぶりに野菜を食べるからというのもあると思いますが、自然な野菜の甘みが感じられて、非常にいいです。ボリュームもけっこうありました(その日の仕入れによっても違うでしょうけれど、だいたい200gくらいあるとか)。これにオリーブオイルベースのアンチョビとニンニクのソースをかけていただきます。
このお店、何年も前から蒸気調理を売り物にしてるんですが、最近は蒸気調理のできる家庭用オーブンが出てきましたから、このヴァプールも自宅で楽しめるわけです。「ヘルシオ」買ったみなさん、もうしばらくして野菜が安くなってきたら、挑戦してはいかがでしょう? ちなみにアマゾンのロープライス宣言で実質89,750円。色は無難なシルバーをおすすめします。
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2004年12月01日
FedExのロゴに隠されたものとは
The Man Behind the FedEx Logo(FedExのロゴの背後にいる男)
国際的な貨物の取扱でおなじみのFedExのロゴであります。さあ、ここに何かが隠れています。
・・・わかります?
オレンジ色のEとxの中に右向きの矢印がありますでしょ?
みつかりました? これは誰かに言いたくなるネタですよね。
このThe Sneezeというサイトの作者がこのことを記事にしたところ、読者の紹介でロゴのデザイナーLindon Leader氏にコンタクトができたというので、上でリンクした「FedExのロゴの背後にいる男」の記事につながるわけです。その中で興味深いやりとりがあったので抄訳。
Q: あなたがこのロゴをデザインするなかで、この文字列のなかに矢印が入ることに気づいたのはどの段階ですか?
A: これはロゴの準最終選考(semi-final)に残った6つの案のひとつだった。その時点で、Eのとなりに小文字のxを置くと、矢印っぽい感じになるのに気づいたんだ。それはすごく抽象的というか、あまりよくわからないレベルのものだけどね。でもこの「矢印」っていうコンセプトを入れられれば、「スピード」とか「正確さ」みたいな意味を持たせられると思った。他のデザイン案のなかにはもっとわかりやすく矢印をデザイン化したものもあった。でも矢印を「隠している」ものはなかったんだ。
このあと、フォントのいじり方についての説明の後、非常にいい質問。
Q: なぜ矢印を「見えるか見えないか」というものにしたんですか? 輪郭線を出すとか、色を付けるとかしてもっと目立たせようという誘惑はなかったんですか?
A: このデザインが最終決定する前に、FedExの広報代理店が「スピードと正確さ」というポジショニングを強化するためと称して、矢印を強調しようとしてきたよ。それでいろいろと横やりを入れてきたんだが、Landor(サンフランシスコのデザインコンサルタント会社。当時Lindon Leaderもここに所属していた)はそれをはねつけた。「バカを言うな。絶対にダメだ」
このデザインにおける矢印は「オチ」みたいなものだ。それに気づかなくても充分に力のあるロゴだけど、誰かがこの矢印に気づく。そうしたらもうこのことが忘れられなくなるし、「このロゴに何が隠れているかわかる?」と誰かに言いたくなる。その大事なオチを前もって説明するようなことはできないだろう?
わたしこれ読んで感動しましたね。「アイデアを出す人間が偉いんじゃなくて、それにOKを出す人間のほうが偉い」というのは、デザインとか、商品企画なんかに関係する仕事をしている心ある人なら痛いほどよくわかってることだと思いますが、ふつうは代理店とかに「これじゃわからないよ。なんかこう、いい感じの色つけてよ」とか「個人的にはこれいいと思うんだけど、お客さんが『縁取りをつけろ』って言うんだよねー」とか言われたら、下請けのデザイナーとかは奥歯を噛みしめながら従わざるを得ないものだと思うのです。
しかしそれを事務所は断ったし、そしてFedExはそれでOKとした。その結果、フェデックスとは何の関係もない私までがわざわざこの話を広めようとBlogに書いている。伯楽はあらまほしきことなり。
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