ところでみなさん家計簿つけてます？ いわゆる「家計簿」だけじゃなくて、お小遣い帳でもなんでもいんですけど。株が儲かるの為替がいいのと言う前にまずは家計簿じゃないですか。収支を記録する行為自体にも意味があるし、もちろんそれをあとから見直すのも役に立つ。極言すれば「家計簿をつけるだけで金が貯まる」。
ひとり暮らしを始めた時に一念発起、家計簿というのをつけ始めたんですが、３ヶ月くらいするとお金の使い方がガラッと変わりましたね。だいたい次のような効果があると思います。
- 「相場」感覚が身に付く
肉・野菜・米などの定番商品で季節変動の少ないものは、「何円以下なら買い、何円以上だと高い」という感覚ができてきます。スーパーの売り出しの時も「これは客寄せ用の戦略価格だな」とか「値札は派手だけど大して安くないじゃん」というのが見えてきます。この感覚がない人間が相場に手を出してうまくいくとは思えない。 - レシートをもらう癖がつき、無駄な消費が減る
自分が買ったものの価格を全部憶えるのも無理ですし、いちいちメモるのも面倒くさい。結果「レシートください」と言って、帰ってから家計簿に書き写すようになるわけです。で、レシートもらうのも面倒になるような細々した無駄遣い（自販機で買うようなものが多いかな）が減る。うちに帰ってから後悔するような消費も減ります。何に後悔するかは人によると思いますが。 - 自分の身の丈がわかる
そもそも家計簿をつけるまでわたし自分の資産総額把握してませんでしたからね（マイナスに近かったわけですが）。パソコンソフトの家計簿は、つかいはじめにまず自分の資産状況をチェックする必要があります。また、現在の収支から判断して将来の資産状況をシミュレーションすることもできたりしますから、数年後の自分がナンボのもんか、そして「無駄な保険料を減らせば効果的」とか「ビールを発泡酒に代えたところであまり意味がない」とかも見えてくるわけです。
WindowsユーザーならMS Moneyが定番なんでしょう。オンラインバンクも一括管理できるのはうらやましい。わたしはMacユーザーなので「ぱぱっと家計ノート」というのを使ってます。
手段が目的になってしまうのはどうかと思いますけれど、単純に「自分が持っているものの総額」が増えていくのを見るのはうれしいものです。家計簿つけましょう。
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