なぜにいまコードレス電話キャンペーン?

パイオニアの2.4GHzデジタルコードレス誕生キャンペーン(2005年3月31日まで)

パイオニアのキャンペーンサイトまいどの賞品チェック行きましょうか。

  • A賞: パイオニア ホームシアター&HDD/DVD-Rセット HTZ-929DVR (Amazonロープライスで税込・送料込の実質145,207円
  • B賞: パイオニア HDD/DVD-R  DVR-525H-S(ハードディスク160GB・Amazonロープライスで税込・送料込の実質47,415円
  • C賞: パイオニア 2.4GHzデジタルコードレス電話機 TF-ADシリーズ or FDシリーズ(「or」って何だよ・・・最低でも定価税込17,000円)
  • D賞: クオカード 500円分 100名様

デジタルコードレスって90年代中頃から出てきたような気がします。たしか松下がTVCMでさかんに盗聴されないってことを(100%ではないはずなのでそんなにハッキリは言いませんでしたが)売りにしてました。家では内線、外ではPHSってセットもあったなあ。当時はまだISDNイケイケの時代で、電話機自体がISDN専用に作られた「デジタル電話」って紛らわしいのもありましたな。たしか1台10万円くらい。誰が買ったんだろう・・・。同じ高いならB&Oの電話が欲しい。

で、またなんでこの携帯全盛の時代にコードレス電話のキャンペーンなんかやるんだろう、そもそも「コードレス電話」にどれだけニーズがあるんだとサイトに行くと、さかんに「2.4GHz」ってのを強調している。

最近はソフトバンクのおかげで周波数帯という話が世の中に出回るようになりました。世の中には電波の周波数の割り当てというのがあるんですね。たとえば1000KHz辺りはAMラジオ、80MHz辺りはFMラジオ、800MHzくらいになると携帯電話。1.9GHzだとPHS。勝手に好きな周波数で電波を出しちゃいけないんです。

そこで2.4GHzと聞いて、もしかして・・・と思ったのが無線IP電話。

いや、2.4GHzというのは無線LANなんかに使われている電波で、わたしも自宅は無線LAN使ってノートパソコンでワイヤレスインターネットしてるわけですが、もしかしたらこの電話機には無線LAN機能でも入っているのかと。だとしたらこれはすごい話だと。

この先5年くらいの通信の世界で大きな話題になるはずの話として「FMC(Fixed Mobile Convergence)」というのがあります。簡単に言うと、無線LANでIP電話として使える携帯電話(たとえばドコモのFOMA N900iLみたいな)をひとつ持っていれば、「家ではIP電話、外ではケータイ、会社では外線も使える構内内線電話」という感じで使えて、家と会社では全国一律の安い料金で済む、という話です。

通信事業者側としてはネットワークを全部IP用にしてしまえばコストが思いっきり下がるというメリットがあるので、イギリスのBTあたりがさかんに動いて、世界的もFMCAなんていう団体ができてたりするんですが、この流れにパイオニアもメーカーとして乗ってきたのかと。

・・・っと思って製品紹介サイト行ってみたら、全然違うみたいですね。VoIP(IP電話)ができるわけではなくて、従来パナソニックが出してきたようなものと一緒ですね。なんだ、期待して損した。

しかも2.4GHzかよ。電子レンジとの電波干渉はどうなんだ。製品紹介ページに書いてないけど、カタログのページで調べたら、

■電波の干渉について
子機は、2.4GHz(ギガヘルツ)の周波数帯の電波を利用しています。この周波数帯の電波はいろいろな機器(電子レンジ、無線LAN機器など)が使用していますので、これらの機器がある環境では、電波の干渉により、子機で通話中に音声が途切れたり聞き取りにくくなることがあります。また他の機器の動作や性能に影響を及すことがあります。

ダメじゃん。HDD/DVDレコーダーに応募しよう。
ついでに言うと、もう固定電話用の音声端末(FAXなし)を買うのは60歳以上の一部の人だと思った方がいいんじゃないでしょうか。それでこのデザインはないと思う。


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