アフィリエイトにおける立地を考える

特集:2004年 路線価 [nikkei.co.jp]

鳩居堂でおなじみ銀座の一等地の地価が高いのは、みんながお店を出したがるからです。なんでお店を出したがるかというと、お金を持ってる人が集まる場所だからですよね。そうするといいお店が集まってなおさら人が集まる。

当然店舗の賃料も高くなりますから、それをまかなうだけの利益の上がる商売(高級ブランド販売とかね)をしないといけないわけです。

アメリカの不動産王トランプ氏も「1に立地、2に立地」みたいな話をしていたような記憶がありますし(ソース見つかりませんでした。勘違いかも)、日本フランチャイズチェーン協会も立地の重要性[jfa-fc.or.jp]を語ってます。

あと、たしか『金持ちラッパの吹き方』だったと思いますが、故・藤田田氏の本(←これもアフィリエイト)にマクドナルド第1号店の出店場所にからめて、人の流れと立地の重要性が語られていましたな。マクドナルドはいまでも、ほとんどデベロッパーじゃないかというくらいに力を入れて、いい場所を手に入れようとしています。

マクドナルド店舗展開のご案内 [mcdonalds.co.jp]
McGIS [mcdonalds.co.jp]

前回、「ページから得られる収益の合計が、ページ作成にかかる人件費(もしくは作者が期待する収益)を下回った時点でアフィリエイトは終わる」という話をしましたが、これはマクロで見た場合の話で、個別のページやサイトで見た場合、立地が良ければ生き残る可能性はあります。

で、「ネットにおける一等地とはどこか」といえば当然「検索結果ページ上位10位」ですね。「マスメディアで取り上げられる」とか「2chで晒される」という方法もありますが、たいていは相当のお金もしくは相当の精神力が必要ですので(^_^;)。

ちなみにいま「指毛」Google検索[google.com]するとうちが上位に出るはずです。もし「指毛」市場というものが存在するのであればこの「まんぼうライフ」がアフィリエイトでトクをする可能性が高いということです。

Yahoo! JAPAN、Google、MSNサーチあたりで上位に入ることイコール、その検索語の情報を求めているお客さんがアクセスしてくることといっていいでしょう。ただし、現在の検索アルゴリズムの基本は「他のサイトから、その検索語でリンクされるページがいいページ」ですから、リンクされるようなページを作らないと検索上位には入り込めません。

単に商品を並べたようなページにリンクを張ろうとは思いませんよね。ふつうは自分が言いたいことを代わりに言ってくれているページにリンクを張るわけです。ということは、アフィリエイトのページにはできるだけ人が言わないような、なおかつ人が納得するようなことを書かなければいけない。

でも実際、一つ一つの商品について、普通以上のコメントをつけるのって難しいですよね。そもそも書くネタが見つからないし、ネタがあったとしてもそれを細かく書いていくのは結構な労力です。

前回の「ページを作れば作るほど価値が薄まる」というのをアフィリエイトにおける「怠け者のジレンマ」とすれば、今回の「濃いページを作ろうとすればするほどページ量が減る」というのは「働き者のジレンマ」。

どちらもジレンマに陥るのであれば、どちらを選ぶべきか。ちょうどいいバランスというのはあり得るのか。

また、「作者の期待する収益」が著しく低い場合、それこそ「趣味のページだから、儲からなくても(金を払ってでも)ウンチクを語りたい」という人のページよりも単なるアフィリエイト目的のページが検索上位になることは可能なのか。

いろいろ悩みつつ次回に続く。


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