賃貸派にも便利な時代になってきた

引っ越しをするのです。

2週間ほど前、フォレント[forrent.jp]の新規物件お知らせメールでいい物件の情報が来たんです。このサービスは、自分が望む条件(○○線沿線で、月○万円までで、追い炊き付き、とか)を登録しておくと、それに合う物件情報が入ったときにメールでお知らせしてくれるのです。

まあ、こういう情報でまともなものってめったになくて、無駄に部屋数ばかり多かったり(ファミリー向けのつもりなんでしょう)、駅から絶妙に遠い距離にあったりして、日本の賃貸がいかに貧しいかを毎回痛感させられるんですが、今回はかなりいい感じの新築1LDKで、結婚当初住みたいと思っていたような部屋なのです。

すぐに不動産屋さんに連絡したところ、最初は「もう終わりました」と言われ、「やっぱり客寄せのためのおとりか・・・」と思ったんですが、翌日「まだありますよ」と別の担当者の方から電話が。さっそく「下見させてください」と、ちょっと無理を言って実際の下見開始日の前日に巻き尺持参で入らせてもらいました。

静かな住宅地、新築のヘーベルメゾン[asahi-kasei.co.jp]。メゾネットで1階が水回りと寝室、2階がLDK。自宅を建て替えるついでに一部を賃貸にして、税金面やローン返済の役に立てようという作り。最近流行なんでしょうか(旭化成ではワーキングヘーベルハウスと言うらしい)。

収納が少ないとか、細かい不満がないわけではないですが、いま住んでいるところよりも便利な立地で、しかも家賃が3万円以上安い。いまの部屋に住み続けた場合とキャッシュフローを比較してみると、2年弱で元が取れる。ということで決めてしまいました。こんな感じでその時々でいい条件の所に動けるところが賃貸派のいいところ。

最近は連帯保証人の代わりにクレジット会社が保証してくれる制度があって、多少手数料は取られるものの、めんどうな手続きが減っていいですね。頼りになる身寄りが少ない人には助かるシステムだともいます。

引っ越し業者もWebから見積もり依頼。同じ日に5社くらい来てもらって(うち2社がかち合ってしまって冷や汗でした)、「今すぐ契約してくれないと困る」という圧力にも負けず、いろいろ意見を聞きながら決めました。今回の引っ越しの場合、冷蔵庫やダイニングテーブルを2階に上げないといけないので大変なのです。

あ、引っ越し業者に関して気付いたことがあるので書いておきましょう。比較サイトとかで一斉に複数社にメールで見積もり依頼してもあんまり意味がないです。というのも、結局どの業者も部屋を見に来て荷物量を計算し、「○tトラックと○人の作業員で○時間かかる」と見積もって金額を出してくるわけですが、この「○tトラックと○人の作業員で○時間かかる」という計算自体はどの会社でもほとんどいっしょなんです。ハイテク工場やなんかと違って、「A社の作業員は生産性が2倍」とか「B社の2トントラックは4トン積める」ってことはないですから、あとは金額自体とおまけでしか差別化できないのです。

なので、どこか大手の1社を選んで訪問見積もりをしてもらって、その場はお引き取りいただき、その結果を持っていろんな会社に電話をして、「御社ならいくらでできます?」と聞いて回るのが賢いのかと。そこでうまいこと「たまたまその日はヒマだから」とか、「混載で良ければ安くなる」とか、「エアコン取り外しを安くします」とか、各家庭の価値観に応じたメリットを提供してくれる業者がいればそこに決めたらいいと思います。

以前はなんでもかんでも不動産屋にすすめられたままに決めてたりしましたから、ずいぶん進歩しましたね。情報や物件の流動性が高いというのはいいものです。

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