お茶の間インターネットは浸透するのか

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テレビでインターネット、というのも相当前からありますけど、使ってるってヒトを見たことがない。以前、テレビ向けポータルサイトの企画なんてのを相談されたことがあるんですが、その端末は何のことはない、テレビ画面をPCのディスプレイとしても使える、というだけの何の面白みもない製品でした。

こちらは松下が頑張ってるTナビ。これはもうちょっと作り込んであって、一言で言えばiモードをテレビ画面に映しているようなものです。これもけっこう前からありますけど、ヒットしているという話はあんまり聞きませんね。

必ずしも性能の問題とか、規格のオープン/クローズの問題ではないと思うんですよ。独自規格で必ずしもリッチじゃないコンテンツのiモードがあれだけ普及したわけですし。

ワタシの周囲では「そもそも距離感が違う」という説が有力で、前傾姿勢で見るPCや携帯電話のディスプレイと、ソファーに寄っかかって見るテレビ(ついでにいえばLモードのFAX)とで、同じようなコンテンツ出してもしょうがないんじゃないの、と。

今回のキャンペーンのアンケートの中にも、「どういうコンテンツがあったら利用しますか?」みたいな設問があります。とりあえず「テレビの試聴自体を楽にしてくれる機能」と書いておきました。ネットっぽく能動的に使うんじゃなくて、テレビっぽく受け身の姿勢でいるだけで勝手に自分好みのコンテンツを出してきてくれるみたいな。その意味で「メニュー画面」なんてのが最初に出てきちゃいけないんじゃないか。


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