ラジオDEパンチ—Radio personality & program information (Vol.01(2005Feb.))
いまどきラジオ専門誌ですよ。しかもAM中心の。そしてこれが実に内容豊富で良いです。オールナイトニッポンでもラジオ深夜便でもいいですが、なんらかのAMトーク番組に触れたことのある方すべてにおすすめしたい。
各局の人気パーソナリティのインタビューなんかも載っていて、聞き手もラジオ好きなんでしょう、けっこう熱くラジオを語りあっていて、読んでいて自分もその人の番組を聴きたくなります。
生活のパターンによって、日常聴くラジオ番組ってだんだん固定してきますけど、この雑誌パラパラ読んでたら、在京局だけでも「こんな人がラジオやっていたのか」という発見がいくつも。BossMaster欲しいなあ。
ラジオはいいですよ。「ながら聴き」ができるし、持ち運びができるし（この意味ではITunes Music StoreのオーディオブックとiPodの組み合わせには可能性があると思う）、ふだんテレビでは若手になんかやらせてツッコんでるだけの人が、ちゃんとしたネタや絶妙のトークを披露していたりする。ベスト10系の番組では決して流れないような曲が聴けたりもする。
永六輔さんがよく言うように想像力のメディアですし、テレビに較べて受け手に要求するレベルが高いです。テレビみたいに万人受けをねらわず、マニアックで深い内容でも、制作費が安いのである程度のファンがつけばやっていけるということでもあります。
また地方局にもよさげな番組がいっぱいあるんですよね。特に関西圏。吉本や松竹の芸人さんの番組とかね。個人的に趣味はないですけど、宝塚のスターのトークが聴けるラジオなんか、東京でも聞きたい人たくさんいるでしょうね。
ライブドア・ニッポン放送ネタの時も書きましたけど、ラジオ番組のオンライン配信をどんどんやって欲しいんですよねえ。しかも現在主流のストリームではなく、ダウンロード方式のiTunes Music Storeで。音楽著作権の問題さえクリアすれば簡単だと思うんだけどなあ。
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