T-FALのウォックパン(中華鍋)

すまなかった。

日本で唯一という山田工業所の打ち出しの中華鍋[rakuten.co.jp]も買った。12,000円もする錦見鋳造[nisikimi.co.jp]のフライパンも買った。しかし、どちらも使いこなすにいたらなかったことを、ここではっきり告白しなければなるまい。申し訳ない。

問題は焦げつきなのです。普通に野菜炒め程度なら問題ないのに、肉・魚・でんぷん質のものを鍋に入れたとたん焦げついてしまう。

もちろん、空焼きの重要性[allabout.co.jp]もわかってはいるのです。空焼き→油を引く→油を捨てる→調理用の油を入れるという順序も理解しています。「一回揚げ物やれば大丈夫じゃない」とも言われました。ただ、うちのキッチンでそこまできっちりやるのはなかなか大変な話なのです。空焼きすれば自動消火装置が作動し、油を捨てるフィルタ付きオイルポット[rakuten.co.jp](広口のもののほうが使いやすいはず)の置き場所もなく、揚げ物なんぞした日には換気扇の能力不足とキッチンの狭さで、部屋中がベットリ。

ついつい中途半端な空焼き状態で、油の使用量も控えめにするもので、焦げつきが発生するわけです。タワシでごしごしやってキレイにして、再度空焼き+油引きとかやるんですけれど、その後の行動が一緒なのでやっぱり焦げついてくる。

こんな感じ。まわりの黒いまだら模様は焦げつきです。

錦見のフライパン

黄色い円の部分にご注目いただきたい(カシャ)。

錦見のフライパン

この円の中の部分は、たとえ凍った肉を入れても決して焦げつかないんですよ。つまり油が行き届いているわけです。フライパンの全面がこの状態になってくれれば、私も素晴らしい錦見ライフを送ることができたはずなのですが。

そんな状況のなか、たまたま見たNHKの「きょうの料理」。中華の陳建一さんが麻婆豆腐を作っていました。そこで陳さんが使っていたのは、T-FALのウォックパン(中華鍋)。

これで何か目が覚めましたね。なんとなく「家庭で使うならこの方がいいでしょう?」と言われたような気がして。もともと「プロ仕様」とか「業務用」とかの言葉に弱いんですけれど、広い厨房で1日100食作る時に「良い」とされる条件と、賃貸住まいの週末、2人分のチャーハンを作る時に「良い」条件は違うだろうと。強力なコンロと換気扇がフル回転して、鍋洗い担当の「未来の巨匠」がいる専門店ならともかく・・・。

というわけで買いました。T-FALのウォックパン28cm

T-FAL wok pan

深さが8cm近くあって炒め物だけでなく煮物にも使える十分な容量。底の縁部分が大きく丸まっているので、あおりもやりやすく、チャーハンは空気を含んでポロポロになってくれます。空焼き時間については赤いマークで教えてくれるし(自動消火装置が作動する前にOKになります)、油控えめで調理可能。いいじゃないですか。最近コレばっかり使ってます。


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1 Comments

  1. 匿名

    随分と高い授業料でしたね。
    弘法も道具を選ぶは常識ながら、厨房がその環境に合わなかったとは残念至極でしょう。
    アメリカ、イギリスの家庭の厨房がきれいなのは「道具は飾って見せる物」に徹してそこそこ使いやすい道具にしているから トカ。 (油汚れの掃除は大変ですから。)
    ロンドンのフラットに住んでるつもりでウエーブ・スチームを多く利用されては如何ですか。
    デパ地下の揚げ物が売れる理由が解りました。
    どうぞ旨い物は外で召し上がれ!

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