J-WAVE 『MAKING SENSE』

makingsense
J-WAVE平日23:45〜24:00に放送されている、清水ミチコさんと三谷幸喜さんのトーク番組です。

このコンビが実にいい。
ミッちゃんは、大ヒットメーカーである作家の大先生を、単なる近所の書生くずれだと思って容赦なくつっこむ近所のおばちゃん、という感じ。それに対する三谷さんの、相手に失礼にならないように「敬語でバカにする」話術もなかなか。

価値観がかみ合わない二人が、かみ合わないまま世間話を続けているというシチュエーション自体が演劇的ですし、肩書きと関係のない話題であるおかげで逆にキャラクターそのものが出てくるおもしろさがあります。

番組の構成は、1分半オープニング、トーク6〜7分、5分くらいの曲はさんでCM、そしてエンディング(うちトーク数十秒)、という流れ。特に毎回のテーマがあるわけではなく、盛り上がれば話題はずーっと続きますし、どちらかがまったく興味がなくて途切れてしまうこともしばしば(その間がまたいい)。雑談を時間ごとに区切って曲でつないでいる感じ。選曲もナレーションもグッド。

最近書いているように、TalkMaster2で録音したラジオ番組をiPodで聴いてるんですが、歌ものの1曲の長さ(5分くらい?)と同じくらいにラジオ番組も短くした方がいいんじゃないかと思い始めてるんです(あと数年したらラジオ番組は15分番組が主流になりますよきっと)。その意味でこの番組のトーク6分+曲、という構成がiPod向きだなと。

また番組サイトも良くできてます。トークのダイジェスト版が聴けますし、「DAILY ESSENCE」ではその日の話題の豆知識が読める。

そんなわけで、電波の届いている人にはぜひ聴いていただきたい『MAKING SENSE』なのですが、ただひとつ、番組中に流れるドコモのCMだけがセンスがない。

曜日ごと日替わりのCMで、若いサラリーマンの男の子と彼女とのドラマ仕立てなんですが、設定の無理さとセリフ回しの古さが非常に耳につくわけです。リアルタイムで聴いていたら、CMに入った時点でスイッチ切りたくなるくらいの恥ずかしさです。「アサヒ本生」のCM[asahibeer.co.jp]のように、いまやパロディとしてしか通用しないトレンディドラマを真面目にやってるみたいな。

おちまさと氏プロデュースの「ダットエムオー」[datmo.com]のズレ加減もそうなんですが、「アイデアを出す人間が偉いんじゃなくて、それにOKを出す人間のほうが偉い」の原則で言うと、ドコモの宣伝っておそらく90年代始めの、バブル後期にすごくいい思い出のある人がOK出してる感じがしますね。年齢で言えば30代半ばから後半の人が現場を仕切ってるんでしょう、たぶん。

いや、まあだから何ってわけじゃないですけど、非常にいい仕事をしている番組だけに、CMもどうにかならんものかと。このCMもたぶんこの提供番組のために作ってるんですよねえ・・・。


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