先日、日野江都子さんのイメージコンサルティングを受けた時、まずは紺無地の基本的なスーツを１着持っていた方がいいと言われたのです。ところが自分のワードローブ（ってほどのものではありませんけれど）を見ると、この数年何着か買ったり手放したりするうちに、いつの間にか自分が紺のスーツを持っていないことに気づいたわけです。
そこで、夏場のシャツ作りでお世話になった神田の深野羅紗店[fukano-rasyaten.com]に相談に行きました。
スーツの値段もピンキリで、「洋服の○○」とか「紳士の○○」みたいなところなら１着１万円くらいからありますね。デパートでリクルートスーツ見ると、５万円くらいが中心でしょうか。
ここ数年は、あるブランドのパターンオーダーで、簡単に採寸して、ボタンの数やタックの入れ方をいくつかある形から選んで、あと袖や裾の長さを調整して仕上げるというやり方で買っていました（デパートではなく直営店でないとできません）。布は30種類くらいの中から選ぶんですが、前のシーズンに余った布であれば上下で加工賃含めて5〜６万円くらいから作れます。
ふだんデパートとかを歩いていて、自分が「このデザインいいな」と思って値札を見るとたいていは10数万から20万円。既製品でさえそんな値段ですから、自分がスーツをオーダーで作るとなったらいくらかかるものかと、以前は思っていたんです。
で、お店に行って話を聞くと、Webサイトにもありますが加工賃33,600円からできるんですって。つまり、細かなオプションをつけない前提で、1メートル8,000円の布を3メートル（体型やデザインで個人差はあるはず）使うとすれば、トータル6万円くらいから作れちゃう。
さらに、仮縫い付きで作っても（布代によりますが）10万円を切ることが可能だとか。というわけで、これ。
最初の採寸も相当細かいですよ。以前のパターンオーダーでは、パターンのどれに合わせるかをチェックするわけで、「そのサイズに合わせて作る」オーダーと比較しても意味ないですけれど、パターンオーダーの10倍くらいの項目で測りますので、時間に余裕を持ってお店に行かれることをオススメします。
着てみました。
同じ布でベストも作って三つ揃いというやつです。この仮縫い状態でさらに細かなフィットを調整して、実際の縫製に入ります。可能であれば、着慣れたワイシャツとか靴とかも持っていった方がいいと思います。シャツの袖の見え具合とか、靴ひもの隠れ具合とかまで調整できますしね。
というわけで、できあがりはまた次の機会に。
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