空気を読む子どもの痛ましさ

ゴールデンウィーク中、企業発のニュースが減るもので、なにかと被災地支援イベントのニュースやってますね。そこでいろんな方がコンサートだったり、運動会だったり、催し物をやって、インタビューとかで「こういうイベントを通して、皆さんの力になれれば」的なことをおっしゃっていると。

で、気になるのはその後のカットで、「イベントに参加した人」というテロップで地元の5歳くらいの子どもが「地震ですごく不安な気持ちだったけど、イベントのおかげで元気になりました」みたいな受け答えをしていること。

気を使ってるよなあ、すごく。

ふつう5歳くらいの子どもって、素の時は「楽しかったです!」とか「大きかったです!」くらいのことしか言わないでしょ。感動を表現する語彙が少ないから、気持ちは盛り上がったとしても言葉にできない。

誰が教えたのか、「震災で○○でしたが、××のおかげで△△になりました」という定型文を、テレビ的な空気を読んできっちり使いこなしてしまう子どもの姿を見て、ちょっと悲しくなってしまうのです。

ただ満面の笑みで、「面白かったです」くらいだけで恥ずかしがっててくれればいいのに・・・というのもまた、私の勝手な期待を押しつけているわけですが。


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